言葉が声になる瞬間、「わたし」があなたになる瞬間。
いろんな人がする私の詩の朗読は、
その人の呼吸、間があいまって、新しい別の作品になるようです。
朗読は、詩を、また別の作品にしていく。
もしかしたらそれこそが、詩の完成なのかもしれません。
今回は、詩の楽譜を、作りました。それは私の頭の中にあるリズムです。
あなたの朗読が、そこから外れていく、そのずれこそが、あなたの存在なのかもしれない。
声にしたそのとき、詩に紛れ込んだあなた自身をそこで、あなたは見つける。